香港返還時に感じたシンガポールの将来性

 

現在のマカオの繁栄は20年前には全く予測がつきませんでした。

同じように、ここまで繁栄するとはと感じている国がシンガポールです。

 

香港の返還を控え、皆が香港を活用して一儲けしている一方、欧米の金融機関を中心にアジアのヘッドオフィスを香港からシンガポールに続々移転しようという動きが始まっていました。

私も香港の次にシンガポールが来るだろうとは考えてはいました。

これは、言語を考えてのものでした。

 

シンガポールは英語ももちろん通じますが中華系の国ということで、中国語もかなり通じます。

そして使われている中国語は、普通語であり、漢字も簡体字。

 

一方の香港は、広東語で漢字も繁体字。

当時の香港では、まだまだ広東語が幅を利かせていましたが、どう考えてもいびつでした。

 

大陸人は13億人。香港人は600万人。

返還が決まっているのに13億人が600万人に合わせて広東語を習得しなくてはいけない環境は現実的ではないでしょう。

 

なので、シンガポールがアジアで香港に肩を並べるような時代が来るとは考えていましたが、今のような繁栄ぶりは予測つきませんでした。

これも、政策的に環境を整えていくことで大きく成長する例かもしれません。

税金が安いことはコストが高くても魅力のある国が作れていきます。

 

税金でヒトもお金も集めてしまう

 

「税金が安くなる」

これだけで移住が可能な方は移住をしてしまうのだと思います。

 

香港やシンガポールなど富裕層への投資家ビザによる誘致というものを行っています。

今は、それぞれ厳しくなっているようですが。

 

私がお世話になった北京の方も税金には非常に詳しく、海外での教育というものを考えるきっかけになった存在ですが、税金についても初めて聞く話ばかりでした。

そもそも住む国によって税金が違うということを考えること自体が、学生の私には別世界だったと言いますか。

 

日本の税金が高いのかどうかということも考えたことがないですし。

学生であればアルバイト代の税金くらいなものです。

 

この税金に関してもバイト先に言われるまま払うというか、税引き後の受け取りでしたからそもそも深く考えていなかったというか。

でも、税金は自分で申告する国も意外に多いのですよね。

海外で日本は申告せず天引きだというと驚かれることが多いです。

 

たしか日本も戦前は自分で申告していたのが、戦中に税務署員の人手不足か税収を安定させるためかわかりませんが、臨時措置として天引きにしたと聞いたことがあります。

詳しく調べたことがないのですが。。。

 

中国人は、香港を上手に活用しながら税金を少なくしていくことをしているようでした。

香港は世界的にも税金が安いことで有名です。

 

脱税はいけませんが、税の仕組みを知ることは必要ではないかと思います。

住む国によって同じ所得でも、支払う税金の金額が変わるのだということも教わるようになりました。

世界中で税率が違うのだということも知りました。

 

そして、ビジネスの場所によって法人の税金も違うのだということも教わりました。

香港の強さは低税率にあるのだということも知るようになりました。

 

税金が高ければ税収が多くなるので国が富みそうですが、逆に高い税金の国から低い税金の国へ引っ越ししてしまうのです。

結果として低税率の国に多くの企業や多くの人が集まり、さらにお金も一緒に集まるようになるのです。

 

企業も人も税金が安いという理由で国境を越えてしまうのですね。

学生の自分には本当に驚くような話題でした。

 

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