圧倒されてばかりだった香港人のライフスタイル

 

教育の現場を見てみたいという気持ちと、とにかく香港に住んでみようと香港大学に行きました。

以前、授業にもぐりこんだことがあるので頭では分かっていましたが、英語で授業が行われ、英語で討論していく様子は圧巻でした。

これは、敵わないなぁと。。。

 

教授陣もイギリスからは世界的に有名な教授が来ているし、他の教授も海外の大学で学んだ方も多く、アジアの枠を超えている印象でした。

そして、学生たちと話していると日本の学生とは全く違う点がいくつかあり。。。

 

日本の学生は飲み会やサークル、バイトの話ばかりでしたが、香港大学の学生の話題の中心は財テクでした。

学生の頃から当たり前のように株式市場を意識し、投資をしている姿は非常に興味深いものでした。

 

投資をすることが必ずしも良いとは思いませんが、お金に対して学んでいく環境があるのは良いことだろうと思います。

日本ですと、お金を稼ぐこと、お金持ちになることは胸を張れることではなかったですが、堂々とお金儲けを追求していく香港人の考え方は新鮮でした。

 

日本のバブルとは違い、国民皆がそれぞれ自分の人生設計やお金を稼ぐ、殖やすということを子供の頃から考えています。

そして、驚くべきことに運用は銀行口座内で行っているのでした。

 

銀行はお金を預けるところ。

運用は証券会社でと日本ではすみ分けていましたが、口座内で株式も買えるし、外貨の運用もできるし、保険を買うこともできる。

 

友人に何行かの銀行の担当者を紹介してもらい資産運用のレクチャーなども受けました。

日本の銀行ではまだまだ金融商品を扱えなかった時代ですから本当にカルチャーショックでした。

 

そして、香港人のハードワークぶりにも驚きました。

日本では忙しいといいながら、夜は接待や付き合いで忙しいのですが、香港人は夜に夜間の大学院に通ったり、資格の学校に通ったり。

 

常に自分を高めるために時間を費やしていました。

本当に香港人のバイタリティには圧倒されっぱなしの1か月を過ごしました。。。

 

自由放任主義で繁栄を極めた香港

 

香港での1か月間。

ここで学んだことは、人生における資金繰りの考え方でした。

 

香港人は子供の頃からお金について学ぶ環境にあります。親も子供の前で株式や不動産投資について話します。

日々、家族内でも経済ニュースに敏感なので自然と投資脳は鍛えられていくでしょう。

 

香港は小さい政府で有名です。シンガポールとは真逆です。

イギリスの植民地時代からレッセフェールと呼ばれる、経済の自由放任主義を取っています。

 

私は、返還前の香港は非常に資本主義を体現化していたと思っています。政府は方針を定めますが、公共事業と呼ばれるものも基本は民間に発注。

まあ、お金が大好きな香港人ですから儲からない公務員は人気が無いのかもしれません。

 

誰もが稼がないと老後の生活もままなりません。今は年金の積み立てがありますけど、以前はそのようなものも無く。

イギリスというヨーロッパの国がアジアに持っていた植民地で、中国という巨大な国をバックにしていたことも、非常に特殊な環境で成功が約束された地であったのかもしれません。

 

しかし、自由放任主義でここまで成功している都市というのは類を見ないのではないかと思います。

当時の勢いでは大陸を香港が飲み込むという議論もありましたが、現実的には大陸の香港化が進んでいるのでしょう。

 

それでも、急成長する中国を活用して彼らは香港を繁栄させています。

この繁栄は、一人一人が真剣に自分の人生の資金繰りを考えているからこそでしょう。

日本が高度経済成長をしているときに国民一人一人が自分の人生の資金繰りを考えられるようなお金の教育を受けていれば、今の日本の停滞ぶりは無かったのではないかと残念な気がします。。。

 

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