英語も中国語も学べる環境がある香港の魅力

 

香港は既に中国に返還されていて、私が国際都市としてショックを受けた学生時代とは英語の比重も低くなり、香港で日常に使われる広東語ではなく標準語である普通話(北京語)の比重が高くなっていました。

 

それでも、アジアでは国際都市として存在感があるように思いましたし、英語も中国語も学べる環境は魅力があるように思いました。

 

そして、香港で幸運にも子供を授かることができました。

より一層、香港で子育てをしていくべきか考えるようになりました。

 

その頃香港では、大陸から妊婦が渡ってきて香港で出産をして、香港のIDを取得することが流行し社会問題となっていました。

 

以前の香港は出生地主義で、国籍問わず香港で生まれると香港のIDを取得できましたが、当時は既に親のどちらかが中華系もしくは永住権保持者でないとIDの取得はできなくなっていました。

 

しかし、大陸の人たちからすると出産するだけで子供が香港のIDを取得できますから、香港で教育を受けさせたいという家庭では香港での出産を目的に、香港入りする妊婦が非常に増えていました。

 

香港での出産に向けた取り組み

 

香港での出産は私立病院で出産すれば100万円程度かかりますが、公立病院では入院費用の負担はあるもののほぼ無料でした。

ちなみに、当時は外国人でも救急患者は人道的な対応として、無料で応急処置を受けることができていました。

 

アメリカやカナダに行って出産をする人もいましたが、香港ははるかに渡航費用も含め安くIDが取得できる場所だったのですね。

私たちは日本人夫婦ですから、子供は香港のIDを取得することはできませんでした。

 

さて、妊娠してからの生活は、夫婦での共同生活が非常に多くなりました。

定期的な検診には夫婦でいきますし、行政が用意している出産までのカリキュラムにも夫婦で参加することが基本でした。

 

どのようなプログラムかというと、妊婦への注意事項を学んだり、妊婦の体操を一緒に学んだり、出産時の呼吸法を学んだりというものです。

このようなプログラムを行政が無料で提供してくれます。

 

資料は英語と中国語の併記で、口頭の説明は英語でした。

公的な場所では、まだまだ英語が主流なのだなと感じたのを覚えています。

 

この出産に向けた取り組みでも香港はやはり違うなと思いました。

 

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