個人を優先するオランダの国民性

 

オランダではどのように子どもに主体性を身につけさせているのかという質問をいただきました。

やはり子どもには主体性を持って人生を送ってもらいたいですよね。

 

オランダはヨーロッパの中でも特に個人主義的な国民性だと言われています。

オランダ人の友人に聞くと、自他ともに認める個人主義だと言っていました。

 

個人主義を徹底すると、わがままだと非難する人もいたりしますが、オランダでは個人を優先することに対して、わがままだと非難されたりしません。

なぜなら、個人の利益を優先すべきだと考えている国民性だからということのようです。

個人を優先することが常識であり、悪いことではないのですね。

 

自分で決めることから身につく子ども達の主体性

 

では、オランダの子ども達は実際にどのように主体性を身につけていくのでしょうか。

 

日々、とにかく子ども達に自分でやりたいことを決めさせています。

子どもに対する接し方として、親として必要なものを与えたり、習い事をさせたりしがちですが、オランダでは子どもの選択を尊重します。

 

学校によっては、その日に勉強したい内容ですら子どもに決めさせる学校があります。

生徒がそれぞれ違う教科を同じ授業時間内に学んでいるのです。

 

日本では時間割が年間予定として決められ、授業は先生が教えていくというスタイルが典型ですよね。

オランダではクラスで同じ教科を学ぶ授業ではなく、自分が学びたいことを自ら選択し学んでいくのです。

違う学年が混合のクラスである学校もあります。

そうすれば、必然的に学ぶ内容は子どもによって変わりますよね。

 

オランダの教育で大切にされている学ぶ姿勢とは

 

そして、先生はできるだけ授業で話さないことが評価されます。

授業を行う際に、知識を伝えるために先生が生徒に授業を行うのではなく、生徒は自習をして質問があるときに先生に質問をするのです。

 

こんなのは授業ではないと日本では言われそうですが、学校を卒業し社会に出ると、授業というものは無くなり、自ら自身に必要な知識を学んでいく姿勢が必要になります。

自分に何が足りなくて何を学ばなくてはいけないのかを見極めなければいけません。

 

そして、学ぶ姿勢も授業を受けるのではなく必要な関連書籍を読んだり、インターネットで調べたり、知っている人に質問したり自分で情報を得て学ぶことが必要になります。

それを子どもの頃から学校で実践していくのですね。

 

学校とは知識を伝達する場ではなく、学ぶ力を身につけさせる場なのだと考えているのだろうと思います。

学校の授業内容ですら自分で選ぶのですから、自然と主体的な人間に育っていくのかなと思いますね。

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